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ATOMでPython環境構築

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こんにちは!
ATOM」はGitHubが開発したテキストエディタで、完全無料であることが特長です。
今回は、ATOMPythonを連携させて無料のPython開発環境を立ち上げます!

Anacondaのインストール (Python環境がない場合)

Python環境がまだない場合は、Anacondaを利用するのが便利です。

Download Anaconda Now! | Continuum

Python 3.x版と2.x版が用意されていますが、 過去に作られた2.x版のプログラムを動かすことがなければ、 3.x版を選ぶのが良いと思います。

Anacondaをインストールしたら、pythonが動くかテストします。

Windowsならコマンドプロンプト(Windowsロゴキー+R > cmd)、 Macならターミナルを開いて、pythonと打ってエンターキーを押します。

インストールしたバージョンのPythonが立ち上がればOKです。

なお、Windowsの環境でpythonが見つからない場合、以下をPATH環境変数に追加する 必要があります。

  • C:\Users\[USERNAME]\AppData\Local\Continuum\Anaconda3
  • C:\Users\[USERNAME]\AppData\Local\Continuum\Anaconda3\Scripts
  • C:\Users\[USERNAME]\AppData\Local\Continuum\Anaconda3\\Library\bin

ATOMのインストー

以下のサイトからATOMを入手しましょう。 トップページにダウンロードリンクがあります。

atom.io

各種パッケージのインストー

ATOMを最初に開くと、画面右側に"Welcome Guide"が表示されるので、 その中にある"Install Package"を開き、"Open Installer"を選択します。

私は、以下のパッケージをインストールしています。

  • japanese-menu: メニューの日本語化
  • file-template: テンプレート機能
  • atom-beautify: 自動インデント
  • atom-runner: スクリプトを実行する。Alt+Rで実行 / Ctrl+Shift+Cで停止
  • autocomplete-python: Pythonの自動補完
  • autocomplete-paths: 相対パスを自動補完
  • Hydrogen: jupyterを動かす

また、Markdownを使う場合は次のパッケージもおすすめです。

次に、Hydrogenの設定をしていきます。

ターミナル(コマンドプロンプト)で

> jupyter kernelspec list --json

と打ち込み、出てくる文字列をコピー(コマンドプロンプトの場合は、選択してEnter)、 ATOM環境設定 > パッケージ > HydrogenKernel Specに設定します。

Hydrogenの使い方

Hydrogenを使うと、エディタ上でREPL (Read-Eval-Print Loop)風にPythonを使うことが できるようになります。

とりあえず使ってみましょう。

まず、適当なファイル名 “~~~.py” のファイルを作成します。

次に適当なPythonコマンドを打ちます。

print("Hello, world!")

Ctrl(Command)+Shift+Pでコマンドパレットを開き、"Hydrogen"と入力します。 すると"Hydrogen: Run Cell"というコマンドと、そのショートカットが現れます。

これを実行すると、pythonスクリプトが実行されることがわかります。

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Matplotlibでグラフを表示することもできます。

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これによりコードを確認しながら開発を進めることが容易になります。

ぜひ活用してみてください!では!