方解石(カルサイト)で遊んでみた
こんにちは!
今日は大きな方解石を入手したので、遊んでみました! |
方解石(カルサイト)とは?
方解石(ほうかいせき、calcite、カルサイト)は、鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。組成は炭酸カルシウム(CaCO3)。
比重2.7。モース硬度3。六方晶系。
(Wikipediaより)
要するに、炭酸カルシウムの結晶です。卵の殻とか、チョークの主成分です。
この方解石は、大型で透明なものは「複屈折」が見やすい結晶として知られています。
複屈折とは?
複屈折とは偏光によって屈折率が異なることです。
このため複屈折のある物質を通してものを見ると、光が2つの偏光成分に分けられ、 それぞれ違う方向に屈折して、ものが二重になって見えます。
ちなみに私たちがよく見る透明な物質である「ガラス」は、 結晶構造を持たないため、光学的な異方性がなく、複屈折は生じません。
複屈折を実際に見てみる
比較的大きくて透明な方解石↓を入手したので、これで複屈折の様子を見てみましょう!
左の結晶が方解石です。意外と角がとんがってて痛いです。
文字の上に乗せると・・・
もう少し拡大してみました。
確かに、2重に見えます。
方解石の角度を変えると、文字のずれる方向も変わります(2017/6/18追記)。
何で「さとう しお 小麦粉」の文字を選んだ?という問いには答えられません。
ちなみに・・・
液晶の上に乗せてみました。液晶ディスプレイには偏光フィルターが入っていますので、 もともと1つの偏光しか存在しないため2重には見えません。
ということは、浅い角度でガラスから反射してきた光なんかも 2重には見えないはずです。 どなたか、やってみてください(他力本願)。
おわりに
いかがでしたか?
方解石って名前、レアアイテム感を感じますよね。成分は卵の殻なのに。 また他の実験をやったらアップします。 ではまた! |