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XCodeでLuaを使う

いよいよXCodeLuaを使ってみましょう。

Luaのインストール

Luaのダウンロードページから最新版のソースをダウンロードしてきます。現時点ではlua-5.1.4.tar.gzでした。
ターミナルを開き、次のように適当なフォルダの中で解凍、インストールします。

tar -xzvf lua-5.1.4.tar.gz
cd lua-5.1.4
make macosx
make test
sudo make install

これで/usr/local/includeの中にインクルードファイルが、bin/の中にライブラリが入るはずです。

XCodeで使う

準備

XCodeを開き、新規プロジェクトを作成します。ここではC++ Toolとしました。

Luaを使うための設定をします。まず、インクルードパスの設定をしましょう。
メニューからProject->Edit Active Target "XXXX"を選択します。

"Build"タブの"Header Search Paths"の項目を、"/usr/local/include"とします。これでluaのインクルードファイルが読み込めるようになります。

次に、ライブラリを読み込みます。同じウィンドウの"General"タブをクリックし、"Linked Libraries"にliblua.aライブラリを追加します。一覧には無いのでAdd Other...でパスを指定してやる必要があります。

これで完了です。

テスト実行

次のようなソースでテストしてみましょう。

// main.cpp
#include <iostream>
#include <lua.hpp>

int main(int argc, char * const argv[]) {
    lua_State *L = luaL_newstate();
    luaL_openlibs(L);
    luaL_dofile(L, "/.../hello.lua");
    
    return 0;
}
-- test.lua
print("Hello, World!")

正しく実行できたでしょうか。